「中国駐在中もなるべく快適に暮らしたい。日本から何を持っていくべきだろうか?」
中国赴任が決まり、新しい土地での生活に期待が高まる半面、業務や生活に関する不安も大きいと思います。昔の感覚だと中国での生活は「不便そう」という印象ですが、最近もそうなのでしょうか?
仕事で成果を挙げるためにも、現地で一定の生活の質をキープし、安定した毎日を送りたいものです。
そこで本稿では、落ち着いた中国生活を送るために、日本から持って行きたい必需品達をご紹介します。また、それらの品を中国へ持ち込む際に適した輸送方法とその注意点を解説します。
目次
1. 中国に着いたその日から必要な品物(手荷物にすべき必需品)
まず、中国に着いたその日から使用するものについて解説します。中国での生活に欠かせないものばかりなので、手荷物として持ち込むことをおすすめします。
すぐに必要になるのは、決済手段です。中国では、キャッシュレス決済が主流です。特に、銀聯カードやアプリ決済は、中国に到着したその時から使えるように、日本で準備していくと便利です。
1-1. 銀聯(ぎんれん)カード
銀聯カードは、中国で最も流通しているカードです。VISAやMaster、JCBカードも使用できますが、使用できる店が限られています。銀聯カードは日本国内でも発行しているので、ぜひ赴任前に作っておきましょう。
日本では、クレジットカードとデビットカードの2種類の銀聯カードを発行することができます。
中国ではデビットカードの方が主流ですが、使える店舗はどちらも同じです。
銀聯クレジットカード
VISAやMasterなどの大手クレジットカードと同じように使用できます。日本国内で発行できる銀聯クレジットカードは4種類です。下記の表にまとめました。
カード名 | 発行元 | 備考 |
---|---|---|
三井住友銀聯カード | 三井住友カード株式会社 | ・単独発行ができる ・中国現地において日本語でサポートを行っている「銀聯コールセンター」利用可能 |
MUFG銀聯カード | 三菱UFJニコス株式会社 | ・MUFGカードと紐づける形で発行可能 ・中国の現地情報を提供する「ハローデスク」を中国国内で利用可能 |
ANA銀聯カード | 三井住友カード株式会社 | ・ANA VISA/マスターカード・ANA VISA Suicaカード・ANA TOP&ClubQ PASMOマスターカードのいずれかを持っている人が発行対象 ・200円につき1マイル貯まる |
三井住友銀聯プラチナカード | 三井住友カード株式会社 | ・三井住友VISAプラチナカード、三井住友Mastercardプラチナカード会員が発行可能 ・利用枠は300万円~ |
なお、上記のカードはすべてショッピング専用カードとなるため、ATMでのキャッシングには使用できません。
銀聯デビットカード
中国銀行・中国工商銀行の日本支店で銀行口座を開設し、銀聯デビットカードを作ることも可能です。中国銀行は東京(赤坂と大手町)・大阪・横浜・名古屋・神戸に支店を展開しています。中国工商銀行は東京と大阪に支店、池袋に出張所を展開しています。中国銀行は郵送でも口座開設することができます。
1-2. アプリ決済(支付宝(アリペイ)・微信支付(WeChatペイ))
中国ではアプリ決済が主流となってきています。アプリ対応をしていない店舗を探す方が難しく、店舗によっては現金対応をしていないこともあるほどです。
特に「支付宝(アリペイ)」「微信支付(WeChatペイ)」でのアプリ決済が盛んにおこなわれています。
アプリ決済はアプリに紐づけた口座からお金をチャージし、店頭でQRコードを読み込むことで決済します。従来、アプリに紐づける口座は中国で開設しなければなりませんでしたが、アリペイでは日本で発行されたクレジットカードを紐づけできるようになりました。
ぜひ、出国前にアプリをインストールし、利用の準備をしておきましょう。
1-3. プリペイドSIMカード
プリペイドSIMカードは、中国に到着後、手持ちのスマートフォンを使用するために必要です。
中国国内では基本的に、日本から持ち込んだスマートフォンを、現地の電話番号がない状態でそのまま使用するのは難しいです。そのうえ、手続きの関係上、中国でスマートフォンを購入するには入国後ひと月ほどかかってしまいます。
そこで、日本を出発する前に手元のスマートフォンをSIMフリーにし、中国到着後にプリペイドSIMカードを差し込みます。そうすると、日本にいるときと同じように使用できます。
インターネットに関する規制が厳しいことで知られる中国ですが、中国がローミング対象となっているSIMカードを使用すれば、規制を受けることなくインターネットを使うことができます。また、日本でSIMカードを購入した方が中国国内より低価格で購入できる場合もあります。
こうしたプリペイドのローミングSIMカードは、使用期限があり、中国で新しく電話番号を作るまでの繋ぎとして使います。
1-4. 現金(人民元)
中国では、アプリ決済ができれば、空港到着からほぼ問題なく過ごせます。銀聯カードも普及率は高いですが、一部に対応していない店舗も見られます。
とはいえ、現金が必要になる場面もあるでしょう。
中国到着直後はATMや銀行で現金を引き出すのが難しい場合もあるので、あらかじめ日本で両替をするか、空港で人民元に両替をすると安心です。
アプリ決済の準備があれば1万円分(約500元)ほど、現金派でも、3~4万円分(約1500~2000元)ほど両替しておけば問題ないでしょう。
日本国内や空港での両替は、レートが悪かったり手数料が高かったりするので、現金派の方は、当座の人民元だけ準備したら、あとは中国国内で両替しましょう。
なお、普段持ち歩く現金は、万が一の時の交通費程度で十分です。
1-5. VPN(Virtual Private Network)
中国ではインターネット規制が敷かれています。そのため、日本と同じインターネットサービスを使うことはできません。主なものですと、Google・Twitter・LINEなどは使用できません。
そうした状況を打開するのに必要なのがVPNです。VPNとはVirtual Private Networkの略称で、仮想ネットワークを指します。日本でVPNサービスを展開するプロバイダーと契約を済ませ、中国で使用すると、中国国内のインターネット規制を受けずにインターネットを使用することができます。
しかし、中国では「インターネット接続業者は、当局の許可証を得なければならない」という規定があり、VPNに対する規制も年々強まっています。
無認可のVPN業者は違法だけれど、利用者はグレーゾーンというのが実態です。利用者の違法性が問われたら、利用を止めましょう。
VPNには有料と無料のものがありますが、規制に対する安定性が高いのは有料のVPNです。複数のVPNを契約しておくと、より安心でしょう。
1-6. 常備薬・市販薬
中国国内への医薬品の持ち込みには厳しい制限があるため、手荷物として持ち歩く方が安心です。大量になる場合は、税関審査に備えて、英文の診断書や処方箋も準備します。
日本で使用している常備薬もあると安心です。種類や量については、中国の滞在期間と症状に応じて、掛かりつけ医に相談しましょう。
北京、上海などの日本人が多い都市部では、日本語対応のメディカルセンターがあり、日本の海外旅行保険と提携している病院もあります。
市販薬を持参する場合は、現地の医師に、服用について相談するといいでしょう。
忘れがちなのが、目薬です。目薬も他の薬と同様に手に入りづらいようなので、持っていくようにしましょう。虫よけや虫刺されの薬も、あると安心です。
1-7. ノートPC、タブレットなどの精密機器
旅慣れた方なら言わずもがな。衝撃に弱い精密機器は、手荷物で丁寧に運びましょう。
1-8. 数日分の生活用品
数日間分の衛生用品や着替えなどの生活用品を持ち込みましょう。中国に到着してから、街中のスーパーやショッピングセンター、場合によっては銀行に出かけるまでの間に必要です。
中国でもほとんどの生活用品は購入できます。こだわりがなければ、引っ越し荷物の到着までに使用する、全ての生活用品を持ち歩く必要はありません。
外食文化が根付いている国なので、アレルギーなどの事情を除けば、数日間の食事に困ることはありません。
1-9. パスポートのコピー
両替や中国国内旅行など、パスポートを持ち歩く機会は何度もあります。
万が一、パスポートを紛失した際には、紛失手続きが必要になります。その際、パスポートのコピーや、画像データを求められることがあります。
日本大使館も、パスポートのコピーとパスポートの写真データは必要書類として推奨していますので、必ず準備して持ち歩きましょう。
2. より快適な暮らしを送るための品物
ここでは、持っていれば中国での駐在生活がより快適になる品物をご紹介します。ご自身のライフスタイルに合わせて、持っていくかどうかを決めてくださいね。
2-1. オーラルケア用品
中国の歯ブラシはヘッドが大きく、使いにくいという声も聞きます。また、口臭ケアや歯周病予防など、高機能オーラルケア用品は手に入りにくいこともあるようです。使い慣れた歯ブラシやオーラルケア用品を持って行くと安心です。
お子さんがいる方は、子供用歯ブラシも忘れずに持っていきましょう。
2-2. 食料品
中国でも日本の食品は手に入りますが、品揃えは限られます。特に、お気に入りの調味料や、お酒などの嗜好品は、持って行くことをおすすめします。
初めての土地では食べ慣れた味に安心するものです。お子さんがいる方は、子供用に日本のお菓子を持っていくと、現地の子と仲良くなるきっかけ作りにもなります。
2-3. コンタクトレンズ
中国でもコンタクトレンズは販売されていますが、種類に限りがあり、自分にぴったり合ったコンタクトレンズを入手するのはなかなか難しいようです。
また、日本でまとめて購入する方がお得な場合があり、持参する方が多いようです。
2-4. 浄水器
日本の水道水は全国的に軟水ですが、中国のほとんどの地域は硬水です。中国の水道水は、塩素を多く使用していたり、汚染物質が残留していたりするため、飲用水にはあまり適していません。
地域によってはそのまま飲める水質となっているようですが、水質レベルは日本には到底及んでいないのが現状のようです。そこで、浄水器を入手することをおすすめします。
日本でも、中国の水質に対応した浄水器が販売されています。その際は、現地の蛇口に対応しているかどうかを事前に確認しましょう。日本から浄水器を持ち込む場合は交換用カートリッジも購入し、一緒に持っていくようにしましょう。
中国でも浄水器は販売されており、現地で購入・取り付けすることも可能です。
2-5. シャワーヘッド
上記の通り、中国の水道水は日本とは水質が異なります。お風呂には使えますが、肌や髪が荒れてしまう場合があります。
水は毎日の生活に欠かせないものですから、気になる方は硬水を軟水化するものや、水中の塩素を除去するシャワーヘッドを持って行くと安心です。
ただし、持ち込む前に居住予定の部屋のシャワーヘッドと互換性があるかを確認し、購入するようにしましょう。
現地でも購入可能なので、お気に入りのものがある場合に検討するとよいでしょう。
2-6. スキンケア用品
水質の違いによる肌荒れを防ぐためにも、保湿剤は多めに持っていくと安心です。小さなお子さんがいる方は、お子さんのスキンケア用品も持っていくとよいでしょう。
化粧水、日焼け止めクリームなども、自分の肌に合うものが安心です。
2-7. 洗剤
中国には、中国の水質に合わせて外資系メーカーが現地生産した洗剤がたくさん並んでいますが、慣れ親しんだ洗剤や柔軟剤の香りが心を落ち着けてくれる場合があります。
2-8. 紙製品
紙おむつ、生理用品などは、日本メーカーの製品が現地で販売されています。到着から数日分程度あれば事足りますが、使用感にこだわりがある場合は、持参する方がいいでしょう。
ウェットティッシュ、除菌シートなども現地で入手できますが、到着してからの数日分は、持参すると安心です。
中国でも日本製の紙製品は購入できますが、他の日本製の品と同じように割高になる場合が多いです。中国製のポケットティッシュやトイレットペーパーはゴワゴワして、肌荒れの原因となることもあります。
2-9. 変換器・変圧器
海外で電化製品を使おうとしたら「コンセントプラグが日本と違う仕様で使えなかった」というケースをよく耳にします。
日本のコンセントプラグの形状は「Aタイプ」と呼ばれる形状です。中国の多くの地域でも日本と同じ「Aタイプ」が使われているので、基本的にコンセントプラグの変換器は必要ありません。
ただ、中国ではAタイプを含めた6種類ものコンセントプラグの形状が使われているので、念のため居住予定の住居のコンセント形状を確認しておきましょう。
注意が必要なのは、電圧です。中国の電圧は220Vで、日本(100V)の2倍以上の電圧です。よって、日本の電化製品を中国で使用する際は変圧器が必要になる場合があります。
ただし、最近の電化製品は海外でも使用できるものがあるので、まずは持参予定の電化製品の定格電圧を確認してみましょう。
なお、変圧器は現地の大家さんや不動産屋が貸し出してくれる場合もあるようです。こちらも確認しておくと安心です。
3. 余裕があるなら持参を検討したい品物
ここでは、荷物に余裕があるなら持参を検討するとよい品物をご紹介します。個人によって必要度が異なる品物ではありますが、あればより快適な駐在生活に近づくと思います。参考にしてみてください。
3-1. 空気清浄機
中国国内の大気汚染の状況は、依然として暮らしに影響を与えているようです。在中国日本国大使館のホームページには、中国における大気汚染についての報告書が掲載されています。また、居住予定の地域の汚染状況を確認できる中国環境保護部のホームページ等の案内も掲載されています。
事前にこれらの情報を確認し、必要だと思われる方は空気清浄機を持っていくと良いでしょう。中国国内で購入することもできますが、日本の家電量販店で中国居住に適した空気清浄機を選ぶことも可能です。
参考) 在中国日本国大使館ホームページ https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/eco_04_3.html#2
3-2. 炊飯器
新生活では食生活が乱れがちです。そんな時「お米さえ炊いておけば何とかなる」という感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
中国では白米の品種や求める食味が違うため、ほとんどの中国製の炊飯器は、日本人好みの炊き上がりとは異なります。中国でも日本製の炊飯器は売っていますが、輸入品扱いなので高額です。日本から送るのが良いでしょう。
なお、中国で炊飯器を使用する際は、事前に定格電圧を確認しましょう。電圧が異なる場合は、前項でご紹介した変圧器が必要です。
3-3. 衣類
中国には、ユニクロや無印良品が進出しています。中国の現地ブランドも増えて、おしゃれな衣服はあふれています。
一方で、安い服は縫製が雑なものもあり、1回の洗濯で着られなくなることもあります。お気に入りの素材や機能性、好きな感触の肌着などは、日本から持参するといいでしょう。
3-4. マスク
マスクは大気汚染や黄砂だけでなく、新型コロナウイルスなどの感染症予防にも欠かせません。可能なら日本から持っていく方が良いでしょう。
中国国内でもマスクは販売していますが、品質の劣るものが流通している場合もあるようです。よって、日本から多めに持参すると安心です。
3-5. エコバッグ
中国では、レジ袋を含む使い捨てプラスチック製品の生産・販売を、2020年より段階的に禁止しています。エコバッグはどこでも買えますが、使い勝手のいいエコバッグが手元にあると便利です。
4. 手荷物・航空便・船便それぞれのメリット・デメリットと利用時の注意点
ここでは、日本から中国へ荷物を持ち込む際に使用する手段ごとのメリット・デメリット・注意点をご紹介します。なお、中国へ荷物を持ち込む際の規制は国際情勢や中国国内の政治情勢等によって変化します。赴任前に最新の規制状況を必ず確認するようにしてください。
参考) 外務省海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_009.html
4-1. 手荷物
中国到着後、すぐに使用するものや生活必需品は、自分の手荷物として持ち込みましょう。手荷物以外の輸送手段である航空便や船便は、荷物の受け取りまでに約1週間~数カ月の時間がかかります。
また、輸送中に税関検査が行われた場合、危険物とみなされると手元に荷物が届かないことがあります。よって、すぐに使用しないものでも、航空便や船便が届かない事態に備えて一部は手荷物に含めた方が良いでしょう。
ただし、なんでも飛行機に持ち込めるわけではなく、量と品目に規制があるので注意が必要です。
機内に持ち込める荷物の大きさと重量は航空会社によって異なるので、利用する航空会社の規定を確認してください。機内に持ち込める品物・持ち込めない品物は、国土交通省のホームページに記載がありますので、参考にしてください。
参考) 国土交通省ホームページ https://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000004.html
4-2. 航空便・EMS(国際スピード郵便)
航空便のメリットは船便より早く手元に届くことです。そのため日常生活に欠かせないものを送るのに適しています。
ただし、早く手元に届くといっても、標準で2週間ほどは掛かります。また、船便より送れる荷物量が少ない、輸送料金が高くなる、などのデメリットがあります。特に、医薬品は特定の手続きが必要です。食料品は規制が厳しく、輸送できない品目が多いので注意が必要です。
また、赴任に伴い新調した電化製品は、一度使用してから送るようにしましょう。新品の電化製品を航空便に入れると、税関で転売目的の輸入品と見なされ関税がかかる場合があります。
EMS(国際スピード郵便)は国際郵便の中で最優先される郵便物のことです。そのため、中国であれば1週間程度で荷物を受け取ることができます。30㎏までの荷物を輸送することができ、追跡機能も付いているので安心して利用できます。
中国に送れない品物は、郵便局ホームページを参考にしてください。
4-3. 船便
船便は一度に大量の荷物を輸送できることがメリットです。よって、食料品・衣服・紙製品・台所用品など重たくてかさばるものを送るのに適しています。デメリットは手元に届くまで、標準で1~2カ月かかるという点です。
なお、船便の荷物受け取りは居留許可証を発行してもらってからでないとできません。居留許可証は中国到着後、約ひと月程度で取得することができます。
航空便・船便の共通の注意点として挙げられるのは、輸送は最初の1回のみ免税で、2回目からは全量課税となる点です。
家族帯同で赴任する場合、初めにご本人だけが中国へ赴任し、ご家族は後から現地へ向かうことも多いと思います。その場合、家族分の引っ越し荷物には全量課税されてしまうので、なるべく1回目の輸送で多くの荷物を入れることをおすすめします。
5. 必需品一覧と各品に適した輸送手段一覧表
上記に挙げた必需品と各品に適した輸送手段を一覧表にまとめました。ぜひ引っ越しの荷詰めの際の参考にしてください。
※画像をクリックするとエクセルファイルをダウンロードできます。
6. まとめ
本稿では中国へ赴任するにあたり、日本から持ち込むべき必需品をご紹介しました。
中国に着いたその日から必要であり、手持ちで持っていくべきものは下記の通りです。
- 銀聯(ぎんれん)カード
- アプリ決済
- プリペイドSIMカード
- 現金
- VPN
- 常備薬・市販薬
- ノートPCやタブレットなどの精密機器
- 数日分の生活用品
- パスポートのコピー
あればより快適な暮らしを送れる品物は下記の通りです。
- オーラルケア用品
- 食品
- コンタクトレンズ
- 浄水器
- シャワーヘッド
- スキンケア用品
- 洗剤
- 紙製品
- 変換器・変圧器
余裕があるならなるべく持っていきたい品物は下記の通りです。
- 空気清浄機
- 炊飯器
- 衣類
- マスク
- エコバッグ
中国へ品物を持ち込む際の主な手段である、手持ち・航空便・EMS(国際スピード郵便)・船便には、それぞれメリットとデメリット、注意点があります。
手持ちは持っていく品物をすぐに使えることがメリットですが、持ち込める量と品目に規制があります。
航空便は船便より早く、標準2週間ほどで届くため日常生活で欠かせないものを送るのに適しています。一方で、食料品をはじめ輸送時の規制が厳しいことがデメリットとして挙げられます。
船便は一度に大量の荷物を送れるのが最大のメリットですが、手元に届くまでに標準1~2カ月と長期間かかるのがデメリットとなります。
中国での暮らしに関する不安を解消するには、現地での生活に何が必要かを把握することが大切です。本稿で取り上げた必需品とその送り方を参考にして、より快適な中国での暮らしを実現してください。
- 三井住友カード「銀聯カード(ぎんれんカード)」,https://www.smbc-card.com/mem/addcard/ginren.jsp (閲覧日:2023年5月8日)
- 三菱UFJニコス「銀聯(ぎんれん)カードとは?使うメリットや日本での作り方を紹介」,『mycard』,https://www.cr.mufg.jp/mycard/knowledge/21081/index.html (閲覧日:2023年5月8日)
- ANA「ANA銀聯カード」,https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/anacard/ginren/ (閲覧日:2023年5月8日)
- 中華人民共和国人民政府「中华人民共和国计算机信息网络国际联网管理暂行规定」, http://www.gov.cn/zhengce/2020-12/26/content_5574802.htm (閲覧日:2023年5月8日)